城北線って知ってますか? 

遅ればせながら、2018年、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

ども、t24(@t24nagoya)です。

年末年始は、大阪の実家に帰ったり、妻の実家に行ったりで、バタバタでした。

毎年のことですが、休みの間にやろうと思っていたことができず、気が付いたら明日から会社が始まるという悪循環を繰り返しているように感じます。

まあ、今回の休みではずっと乗りたかった「おおさか東線」にも乗れたし、現役末期の201系の写真も撮れたし、よしとします。

さて、閑話休題。

私は仕事で、勝川方面から清州方面に行くのに国道302号線をよく利用します。上には名古屋第二環状自動車道(通称:名二環、旧東名阪道)が走っており、交通量も多く、沿道には「mozoワンダーシティ」などの大型ショッピングセンターもあり、華やかなのですが、実はもう一本高架が並走しています。

それが今回取り上げる「城北線」です。実はJR城北線ではありません。JR東海グループの「㈱東海交通事業」が運営しています(所有はJR東海)

①路線

JR東海道線・枇杷島駅と
JR中央線・勝川駅を結ぶ都市鉄道

駅数6カ所の路線ながらJR東海道線・枇杷島駅とJR中央線・勝川駅を結ぶバイパス的な役割を担っています。 乗り換えと乗り継ぎに便利な路線として、また地域の皆様の生活の足として、要的な存在となっています。 当線の沿線には、庄内川、新川が流れ、水と緑にふれあう場として多くの人々に親しまれています。 また、小田井駅近くの庄内緑地と比良駅近くの洗堰緑地は市民の憩いの場として、味美駅近くの二子山古墳は、国の史跡に指定される県下有数の前方後円墳として知られています。

東海交通事業のHPより引用

営業路線距離は11.2kmです。6駅ですべての駅に列車は止まります。

②車両


枇杷島駅にて

写真にもありますが、現在は元JR東海所属のキハ11形300番台が使用されています。

※↓まだJRに所属しているキハ11形300番台の写真(2018.02.11 名古屋車両区にて)

 

ん?キハ?
そうです。この城北線は実は、名古屋の近郊を走っているにも関わらず、非電化なのです。大阪や東京だとまず考えられないでしょうね。

しかも、写真でわかるようにキハ11形1両での「ワンマン」運転。日中は1時間に1本しか運転してません。でも全線高架で複線!
昔はキハ40形も走っていたことがあったようですね。

③料金

東海交通事業のHPより引用

高い!

④他社路線との接続
枇杷島駅でJRとはスムーズに接続しています。上記の写真のように写真が撮れます。

ただ、他の駅では他社路線との接続は皆無です。交差はしているんですよ。味美駅では名鉄小牧線、小田井駅では名鉄犬山線(名古屋市営地下鉄鶴舞線へ相互乗り入れ)と。ただ、味美駅は1キロ程度、駅が離れている。小田井駅も東海交通事業のHPでは乗り換え徒歩10分!

また、同じく東海交通事業のHPには「JR東海道線・枇杷島駅とJR中央線・勝川駅を結ぶ都市鉄道」と記述されていましたが、中央線の勝川駅へは乗り換えに徒歩10分掛かるのです。これ乗り換え対象駅?

ただ、JR勝川駅には城北線が入ってくるであろうスペースは確保されているので、一応準備はされているようです。

 

⑤そもそもなんでこんな風になってんのか?

国鉄瀬戸線は改正鉄道敷設法に「愛知県瀬戸ヨリ稲沢ニ至ル鉄道」として挙げられ、東海道本線と中央本線を結ぶ貨物主体の路線として計画された。1962年の鉄道建設審議会で敷設予定鉄道路線となり、名古屋方面と直通できるよう枇杷島駅との分岐線が追加され、瀬戸 – 高蔵寺間、勝川 – 枇杷島間が1976年に着工された。その他、中央本線高蔵寺 – 勝川間を複々線とする構想もあったためこの区間の用地買収も行われた。その後、財政難などから工事は中断され、国鉄分割民営化後は瀬戸 – 高蔵寺間を愛知環状鉄道が、勝川 – 枇杷島間を東海旅客鉄道が第1種鉄道事業路線として承継することになった。しかし、同社の路線として開業させた場合、約40年もの間(2032年に終了予定)年間49億円程度の借損料(賃借料、借りた物の消耗分の賃料。独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構法施行令第7条により規定)を鉄道建設・運輸施設整備支援機構に支払わなければならない[17]上に、電化などの投資を行えば、その管理費も借損料に含まれる[18]ことから、同区間を非電化で開業させた上で子会社の東海交通事業に運営させることとした。小田井 – 尾張星の宮間において、稲沢方面の線路と立体交差させる構造で高架橋を建設したため、該当区間の勝川方面の線路が上昇し、高々架となる。この分岐点予定地から稲沢までは一部用地の買収は行われたが工事着工には至らなかった。また、中央本線高蔵寺 – 勝川間で一部取得していた複々線化用の用地は売却されている。

wikipediaより引用

まとめると、国鉄時代に東海道本線と中央本線を結ぶ、貨物主体の瀬戸線の一部として計画されて作られたのですが、財政難などでJR化後は瀬戸-高蔵寺間は愛知環状鉄道へ、勝川-枇杷島間はJR東海が継承しました。ところが、JR東海の路線として開業した場合は鉄道建設・運輸施設整備支援機構(旧日本鉄道建設公団)に2032年まで年間49億円の賃借料を払う必要が発生。しかも、電化等の投資を行った場合はその管理料も賃借料に含まれるのです。
そのため、非電化で開業させて、設備投資などはほぼ行わず、子会社に運営させているのです。

まあ、本当の意味で「JR東海の持ち物になる2032年までは必要最低限のことだけを子会社でやります。」「それ以上は、金がかかってどうしようもないので知りまへん」ってとこでしょうか?

⑥城北線の将来
2032年に賃借料を払い終え、本当の持ち物になったらどうなるんでしょうか?

考えられるのはJR勝川駅まで直結し、電化。そうすると前述した愛知環状鉄道(高蔵寺~岡崎)ともつながります。当然枇杷島から名古屋駅にも行けます。そこからは東海道線で岡崎にも行けます。本当の意味で「愛知環状鉄道」が完成するわけです。そうなると当然利便性が上がりますし、城北線の価値もグッと上がることになります。

また、名古屋貨物ターミナル(あおなみ線の荒子~南荒子間にあります)発着の多治見駅行き貨物列車や王子製紙の専用線から発着している春日井貨物も現在のように、稲沢で方転する必要性もなくなりますね。

ただ、2032年ですから・・・。その時の状況も現在とは大きく変化しているはずです。どうなるんですかね。

お時間のある方は一度、乗車してみてください。

ではでは。


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